fc2ブログ

三井ホームのインテリアコーディネーター(続)

三井ホームのIC(インテリアコーディネーター)にとって、ステータスは「モデルハウス」を担当する事。
○○ICが○○モデルを担当し、お客様の反響は・・・と、大変熾烈な「女の闘い」の場でもありました。

三井ホームモデル

三井ホームURLより・草加モデル

どのICに依頼するかは、営業所の所長の裁量によりました。
ある所長に「大勢の女性に囲まれてハーレムみたい。」と話したことがありますが、「女性は自分の嫁さん1人で十分。気疲れしてかないません。」とこぼしていました。

ベテラン,若手ICを「束ねる」大変さをこぼしていました。

エピソード1.

竣工間近のモデルハウスの現場に行った時、子供の泣き声がきこえました。
お客様?と思いましたが、子供さんを背負った女性が、なにやら飾りつけをしています。
顔を見ると、○IC.
化粧気もなく普段の○ICとは別人の様(失礼・・・)

「どうされたのですか?」と尋ねると、「いつもは母が子供を見てくれているのですが、 
今日は都合悪く、見てもらえず。仕方なく私が負ぶって仕事」との事。
見かねて私が、即席の託児所になりました。
子育ての中、仕事を必死にされている姿に、○ICのプロ根性を感じました。
こういうICの先輩方が、今日の「インテリアコーディネーター」の基礎を作られたのでしょう。
三井グループ初の女性役員となられたIC 村上 英子先生も、働く女性として 
子育てと仕事の両立に苦労されたと、語られております。

エピソード2.

同じく、竣工間近のモデルハウスでの事。
玄関から入ると、何やら「女性の鳴き声」が・・・
ただ事ではないと、ドアを開けると ○Iの姿が眼に飛び込んで着ました。

私の顔を見るや、「上野さん・・。誰も私の言う事聞いてくれないの・・・」
と一際泣き声が大きくなり、お化粧もグチャグチャの顔に、ひとしきり大粒の涙。

どうやら竣工時期が間近に迫る中、
ICの意図したものと違う内容になってしまっている事が,出て来たのですが,
「度重なる変更」に現場の職人さんが「もうやってられねーー。」
となってしまったようです。

「とにかくオープンめざしてやるしかない!」と話しあい、○ICも落ち着きを取り戻し、
職人さん方も納得され、工事再開。

現場を出る時に、送ってくれた、○ICの顔は「女性」から「プロのIC」の顔に戻っていました。
恐らく○ICにとり、思い出のモデルハウスになった事でしょう。

それにつけても、前述の所長の苦労が垣間見えました。




kitchenplazaホームページ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kitchenplaza

Author:kitchenplaza
早稲田大学経済学部卒業/40数年前に東芝にてシステムキッチン業務を開始(企画開発業務)/三井ホームにてキッチン事業構築、輸入キッチン(ポーゲンポール・ジーマティック)等経験後独立

数多くの輸入・国産キッチンの開発販売にたずさわり『日本のキッチンは高すぎる! 』の信念にもとずき「リーズナプルプライス・高品質キッチン」 の提供をライフワークとして取組んでおります。

事業開始後2020年1月現在350件を超えるお客様に
キッチン・家具をお届けしてまいりました。

最近は キッチン以外 時事 旅行 クッキング 日常等 脈絡なく記しています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR