トルーマン大統領の苦悩―広島 原爆投下

日本は唯一の原爆被爆国
毎年　広島　長崎の原爆投下関連記事が
報道されます。

ウクライナ軍事進攻が始まり　すでに６ヶ月

プーチンから　「核を使用することはありうる。準備は済んでいる」
恫喝発言も　報道されています。

亡くならなられるまで語られなかった
米国大統領の胸の内・・・

今年も掲載致しました。

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1945年8月6日　午前8時15分
広島市に原子爆弾が投下されました。

人口35万人の街　
一瞬のうちに10万人の市民の命が失われ
数ヵ月後には17万人もの被爆者が亡くなられた。

　投下後 B29 より撮影された きのこ雲

毎年　平和記念式典　が催され
唯一被爆国　日本が　核廃絶を世界に
発信しています。

ヒロシマ（HIROSIMA）は世界共通語になっています。

しかし　現実には　米国　ロシア　中国
列強各国は　最新兵器開発に巨額の費用を投じ

北朝鮮の核放棄　も遅々として進まない
現実があります。

✤　現在、核実験を公式に成功させた国は8カ国である。 そのうち核拡散防止条約（NPT）で核兵器保有の資格を国際的に認められた核保有国はアメリカ、ロシア（ソ連からの継承）、イギリス、フランス、中国の5か国（いわゆる五大国）である。それ以外（NPT非批准）の核保有国はインド、パキスタン、北朝鮮の3カ国である。✤

現在　1・.7万発 の核爆弾が存在し
核兵器が使用されたら　当該国だけではなく

地球規模での　巨大災害
が世界を覆います。

地球が　火星と同じ姿になるやもしれません。

核弾頭1発　で　
日本列島が消滅する破壊力　

もし投下されれば

地球の地殻が破壊され　マントルが噴出し
地球は滅亡　する。

そんな恐ろしい事が　隠されています。

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NHK スペシャル　決断なき原爆投下　

先日見て　ショックを受けました。（✰　2016.8.6　初回放送）

ハリー・S・トルーマン　第33代アメリカ大統領

「戦争を早く終わらせ多くの米兵を救うために原爆投下を決断した」

広島原爆投下24時間後　アメリカ国民に向けた
ラジオ放送で語られました。

命を救うために原爆を使った　という物語が誕生し

戦後73年経った今でも　米国民の多くが
原爆投下　を支持しています。

NHKスペシャル　では
衝撃の事実　が語られます。

トルーマン大統領　は
終戦4ヶ月前に　

ルーズベルト大統領　の突然死により　　1945.4.12
副大統領から大統領に就任

引き継ぎもなく

原爆開発　が極秘裏に進められていた事も知らず
数ヵ月後に　重大決断　を迫られた訳です。

　レスリー・グローブス准将

ルーズベルト大統領　に抜擢された
マンハッタン計画（原爆開発計画）　の最高責任者です。

現在の貨幣価値で　230億ドル・2兆3000億　もの
巨費を投じた計画

グローブス准将　は
結果を示さなければならず

計画が実行されずに　終戦を迎えれば
自分は　責任取らされる。

原爆実行計画に邁進します。

大統領の許可　が必要だった　グローブス　は
「マンハッタン計画」の進捗報告書　を持参し
承認を求めます。

大統領は　膨大な資料（24P）
読む気など無い　と答えたそうです。

明確に　YES　 NO は伝えず。

グローブスは　暗黙の了解と解釈
計画を続行させます。

　リトルボーイ　と呼ばれた原爆　現在は小型化　凄まじい破壊力に

　原爆投下　B-29 エノラ‐ゲイ

　エノラ‐ゲイ　搭乗員　　 カジュアルな服装　驚きます。

日本軍が占領していた　テニアン島飛行場　を
原爆搭載機B29 の滑走路に拡張





原爆を積み込む為の　地下ピット　を作ります。

原爆搭載　B29 も改良され

搭乗員・作業員も原爆用飛行場　と言う事も伏せられ
極秘裏　にすすめられました。



世界初
ニューメキシコでの投下実験成功 1945.7.16

グローブスは
大統領側近　陸軍長官　ヘンリー・スティムソン　と会談

目的地　京都　と伝えます。

①　原爆の効果が最大限生かせる平坦な地形
（京都は盆地）
②　空爆の被害が無く、無傷である都市
③　重要な軍施設がある　と説明

スティムソン　は　京都　を訪れた事があり
京都が軍事施設ではない　歴史ある街だと
知っていました。

却下され
次の候補地が　広島

軍の重要拠点であり
一般市民はいないように巧妙に書かれた　報告書

トルーマン は

一般市民　女子　子供を殺戮する事は
避けなければならない。

目標はあくまで軍事施設と考えていました。

あくまでも　広島は　軍事施設　と信じていた
トルーマン は



原爆投下後の写真　を
スティムソン　から見せられた時

破壊行為の責任は私にある　と
つぶやいたそうです。

半日後　長崎　投下　 1945・８・９
大統領　は船上で知り

8月10日
全閣僚を集め
原爆投下中止　を伝えました。

グローブス　も、計画を中止せざるを得ませんでした。

原爆が準備出来次第　順次投下するような計画に
なっており　さらなる被害は防げました。（計画では　17発　投下）


核爆弾の発射
いわゆる　核のボタンは　大統領　にある。

そのように理解していました。

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最近の歴史学者の研究によると

トルーマン大統領　は

軍の計画遂行　暴走の為に
追随させられた。

自分の意思ではなく
明確な Go サイン　は無かった

という事実が明らかになってきました。

トルーマンの日記　友人にあてた手紙にも
辛い気持が記されています。

自分が　ナチ　と同じ残虐な人間だと思われる事
を恐れていたと。

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トルーマン　は　
公式発言のまま　口を閉ざし
1972年12月26日　亡くなりました。（88歳)


戦争という　狂気の中に置かれると
自分の立場を守るため　何十万の一般市民を
殺戮する事も　意に介せず　突き進む・・・

米国国民の多くが　原爆投下　は正しい決断だった
と投下を支持しています。

広島　長崎の悲劇をどれだけ知っているのでしょうか・・・
原爆資料館を見た後でも　同じ事言えるでしょうか?



幼い子供　女性　市民が　焼き殺された姿　見ても　
正しい決断だった　と言えるのでしょうか?

日本国中　焦土と化し
もはや　まともな戦闘能力の無かった日本



竹やりで戦車に向かうよう　訓練されていた
一般市民・・・

原爆投下が必要だったのでしょうか・・・

軍の暴走
それに追随せざるを得なかった大統領

戦争は　狂気

8月15日
終戦記念日も間近です。

平和な日本
残していかねばなりません。